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割引計算機
計算方法・ダブル割引🕒 読了目安: 約5分
2026年10月2日更新

重ね割引(ダブル割引)の計算方法と落とし穴【「20%OFFから更に10%引き」は30%引きではない!】

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「20%引+10%引」は28%引き!足し算しないで掛け算で計算しようね!

アパレルやアウトレットのセールでよくある「○%OFFからレジにて更に○%引き」。単純に足し算してはいけない数学的理由、連続割引の正確な計算公式、10%〜50%の掛け合わせ早見表を徹底解説。

1アパレルやセールで頻出する「重ね割引(ダブル割引)」の仕組み

三井アウトレットパークや御殿場プレミアム・アウトレット、アパレルチェーンのクリアランスセールなどで、以下のようなポップ広告をよく目にします。

「赤札価格(30%OFF)から、レジにてさらに20%OFF!」

「セール品2点以上お買い上げで、レジにてさらに10%引き!」

このような連続して割引が適用される仕組みを「重ね割引(ダブル割引・重複割引)」と呼びます。パッと見ると「30% + 20% = 50%OFF(半額)になる!」と勘違いしやすいですが、実際の支払額は半額にはなりません。

💡なぜ足し算(30%+20%=50%)にならないのか?
2回目の割引(20%引き)は、元の定価に対してではなく、「1回目の割引が適用された後の割引後価格」に対して掛けられるためです。 定価10,000円の商品の場合: ① 1回目の30%引き:10,000 × 0.7 = 7,000円 ② 2回目の20%引き:7,000 × 0.8 = 5,600円 もし50%引き(半額)なら5,000円になるはずですが、実際は5,600円の支払いとなり、600円(6%分)の差が生じます。実質割引率は「44%引き」です。

2重ね割引の正しい計算公式と電卓での入力手順

重ね割引の計算は、それぞれの割引率の「残り割合(掛け率)」を掛け合わせることで、驚くほど簡単に計算できます。

割引率が $d_1$(1回目)と $d_2$(2回目)の場合、最終支払額と実質割引率は以下の公式で求められます。

💡重ね割引の基本公式
【最終支払額】= 定価 × (1 - 第1割引率) × (1 - 第2割引率) 【実質割引率】= 1 - (1 - 第1割引率) × (1 - 第2割引率) 例:定価8,000円の商品が「20%OFFから更に10%引き」の場合 ・最終支払額 = 8,000 × 0.80 × 0.90 = 8,000 × 0.72 = 5,760 円 ・実質割引率 = 1 - 0.72 = 0.28 = 【28%引き】 電卓では「8000 × 0.8 × 0.9 =」と入力するだけで一発で出せます。

3【早見表】重ね割引の実質割引率マトリックス(10%〜50%の組み合わせ一覧)

日本のセールでよくある割引率の組み合わせについて、実際の「実質割引率」と「足し算した場合とのズレ」を一覧表にまとめました。

割引の組み合わせ足し算(勘違い)実際の実質割引率10,000円での支払額差額(ズレ)
10%OFF + 更に10%OFF20% OFF19.0% OFF8,100 円+100 円
20%OFF + 更に10%OFF30% OFF28.0% OFF7,200 円+200 円
20%OFF + 更に20%OFF40% OFF36.0% OFF6,400 円+400 円
30%OFF + 更に10%OFF40% OFF37.0% OFF6,300 円+300 円
30%OFF + 更に20%OFF50% OFF44.0% OFF5,600 円+600 円
40%OFF + 更に10%OFF50% OFF46.0% OFF5,400 円+400 円
50%OFF + 更に10%OFF60% OFF55.0% OFF4,500 円+500 円
50%OFF + 更に20%OFF70% OFF60.0% OFF4,000 円+1,000 円

4トリプル割引(3重割引)の計算方法とアパレルクリアランスの実例

年末年始の初売りや夏のファイナルセールでは、3重の割引(トリプル割引)が発生することもあります。

例:「定価15,000円の冬物コートが、元々40%OFF → タイムセールで更に20%OFF → 会員アプリクーポンで更に10%OFF」

この場合も計算の原則は全く同じで、残り割合を順番に掛け算していきます。

・計算式:15,000 × (1 − 0.40) × (1 − 0.20) × (1 − 0.10) = 15,000 × 0.60 × 0.80 × 0.90 = 15,000 × 0.432 = 6,480 円

もし単純に足し算してしまうと 40 + 20 + 10 = 70%OFF(4,500円)と誤解してしまいますが、実際は実質56.8%OFF(6,480円)となります。レジで「思っていた金額と違う」と焦らないよう、正しく計算しておきましょう。

5重ね割引と消費税・ポイント還元の適用順序ルール

実店舗やオンラインストアにおいて、重ね割引、消費税、ポイント付与はどのような順序で計算されるのでしょうか?

標準的なPOSレジシステムの処理フローは以下の通りです:

①【本体価格に対する連続割引】:税抜定価に対して、1回目の割引と2回目の割引が順次適用されます。

②【消費税の加算】:割引後の最終小計金額に対して、消費税(10%または8%)が加算されます。

③【ポイント付与の算定】:消費税加算前(または加算後)の最終支払総額に対して、店舗のポイント還元率が乗算されます。

当サイトの「重ね割引計算機(/kasane-waribiki)」を使えば、定価と2つの割引率を入れるだけで、実質割引率とお支払い額を一瞬で確認できます。

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❓よくある質問(FAQ)

Q.「50%OFFからレジにて更に20%引き」は、何%引きですか?

「60%引き」になります。計算式は 1 - (0.5 × 0.8) = 1 - 0.4 = 0.6(60%引き)です。足し算の70%引きにはなりません。

Q.割引を適用する順番(例: 先に20%引いてから10%引くか、逆に10%引いてから20%引くか)で最終金額は変わりますか?

掛け算の交換法則(A × B = B × A)が成り立つため、どちらを先に計算しても最終支払額と実質割引率は全く同じになります(例: 0.8 × 0.9 = 0.9 × 0.8 = 0.72)。

Q.「2点買うと2点目が半額(Buy 1 Get 1 50% OFF)」の実質割引率は何%ですか?

同じ価格の商品を2点買った場合、実質割引率は「25%引き」になります。2点分の定価(100%+100%=200%)に対して、支払額は(100%+50%=150%)となるため、値引き率は 50 ÷ 200 = 25%です。

Q.「30%OFF」と「500円引きクーポン」はどちらを先に適用すべきですか?

消費者の立場からは「先に500円引いてから30%引く」と割引額が減ってしまうため、「定価に30%引いた後で500円引く」方が有利です。ただし、店舗のレジ規約によって適用順序が固定されている場合がほとんどです。

Q.スマホで重ね割引を計算する最も簡単な打ち方は?

電卓アプリで「定価 × 0.残り1 × 0.残り2」と連続して掛けるだけです。例えば1万円の20%引+10%引なら「10000 × 0.8 × 0.9 = 7,200円」と3秒で出せます。

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